ユニバーサル・パビリオン:自然と調和する新たな公共空間

アレクサンダー・クラフチェンコが描く、自然との融合した建築美

歴史的な公園と現代の建築が融合したユニバーサル・パビリオン。その設計者アレクサンダー・クラフチェンコが、自然と調和した新たな公共空間を創り出す。

ユニバーサル・パビリオンは、ロシアの古代建築と美しい自然風景が共存するコロメンスコエ歴史公園に位置しています。その設計は、ピンク・フロイドの力強い音楽からインスピレーションを得ています。

建物の特徴は、木製のインサートが施されたガラスのステンドグラスで3面を囲み、入口とテラスを覆う平らな屋根が突き出ていることです。夏のエリアは、垂直面に変わるガラスで覆われています。

この建物は、フレーム構造で、異なる材料のパネルで覆われています。ステンドグラスは二重窓で、ガラスと金属を使用しています。コンソールと屋根は金属製のトラスです。

建物のサイズは65x28、6 m2で、高さは8 m、建物の面積は1850 m2です。このユニバーサル・パビリオンは、多機能性を持つことから、コロメンスコエ公園の新たなランドマークとなっています。

このパビリオンは、カフェや公共イベントのためのユニバーサルホールを備えています。これらのエリアは、内部通路でつながっており、これらの部屋の機能を組み合わせることが可能です。また、雨や雪から保護するためのガラスで覆われたプラットフォームも設けられています。

このプロジェクトは、2019年11月から12月にかけてモスクワのコロメンスコエ公園のバラガンナヤ広場で概念化されました。この設計は、A'建築、建物、構造デザイン賞2020でアイアン賞を受賞しました。

このユニバーサル・パビリオンは、公園の風景に溶け込むように設計されており、現代建築が歴史的建造物に影響を与えることを最小限に抑えています。主要な部屋は、自然の景色に向けてパノラマ窓が設けられており、建物内部には快適な空間が広がっています。

このプロジェクトは、公共の魅力の場を創造することで社会的な意義を持っています。自然と調和した新たな公共空間、それがアレクサンダー・クラフチェンコが描くユニバーサル・パビリオンです。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Alexander Kravchenko
画像クレジット: Alexander Kravchenko
プロジェクトチームのメンバー: Alexander Kravchenko
プロジェクト名: Tranquility
プロジェクトのクライアント: Alexander Kravchenko


Tranquility  IMG #2
Tranquility  IMG #3
Tranquility  IMG #4
Tranquility  IMG #5
Tranquility  IMG #5

デザイン雑誌でさらに詳しく読む